名古屋市内のとある下町の一角、小さな駄菓子屋「ことぶき屋」を営んでいるのが、まつ尾ばあちゃんこと、主人公・波川まつ尾(74才)である。
頭脳明せきで心配りもあり、度胸もあるという、男まさりのスーパーおばあちゃん「まつ尾」のもとには、その人がらをしたって連日近所の婆ちゃんたちが入りびたり、駄菓子をお茶のともに世間話に花を咲かせている。古い名古屋弁が飛び交うその場所はさながらまるで異次元空間のようである。
駄菓子屋「ことぶき屋」はお婆ちゃんたちお年寄りはもとより子供たちにとっても有意義な社交場である。
『大変だぎゃ!!』
そんなお婆ちゃんたちの周囲ではよく事件が起きる。
事件はいつだって、「どえりゃこったぎゃあ」と叫びつつ駆け込んでくるご近所の情報通・芝浦かねよの叫び声から始まるのであった。
それは、とるに足りない小さなご近所事件から、警察もお手上げの大事件までと実にさまざま。時には、婆ちゃんたち自身が事件に巻き込まれてしまうことも!?
ご近所に事件発生!
「若いもんにゃ任せとけんぎゃあ」とまつ尾を中心としたお婆ちゃんたちは事件が起きるたびに好奇心を押さえ切れない。持ち前のバイタリティーとしたたかさでかき集めた情報をもとに、並外れた洞察力と豊かな人生経験をもとに驚くべき推理力で数々の事件を解決へと導いて行くのであった。
一方、店に出入りしている子供たちにも事件の情報が伝わった。子供たちはお婆ちゃんたちの「やっとかめ探偵団」に負けまいと、「マイマイ探偵団」を結成していた。 |